昨日の中南米理解。お題は
「ムジカ・セルタネージャ:ブラジルのカントリー音楽」
でした。興味しんしん。
アメリカの国の音楽はカントリーとされていますが
ブラジルはセルタネージャではありません。
それは1930年代にブラジルの知識人や政府が
サンバをはじめアフロブラジル便化を国民文化に選出した
から。
(政府は混血層(ムラート)を真正なるブラジル国民と讃える
ことで彼ら貧困層の愛国心を高めようとしたっていうのに感心!)
しかしながら
セルタネージャの人気TV番組の映像を見たんだが
ミュージシャンのうしろで常にカントリーダンスを踊る
男女数名。
妙。
冒頭の曲目が「Jambalaya」。しかも英語。
妙。
途中セクシーな女性がサンバとカントリーを融合させた曲。
妙。
手拍子が前打ち。
妙。
40年代、連合国側となったブラジルのセルタネージャは
アメリカのカントリーの影響を強く受けるんだけど。
強すぎたと思う。。
それまで麦藁帽にチェックシャツが主流だった服装は
イキナリコットンシャツ、ジーンズ、テンガロンハットに!
カントリーの曲をポルトガル語で歌ったりとか。
しかしセルタネージャはブラジル内陸部の音楽。
カイピーラ文化という農民文化がはぐくんだもの。
と、いうことは。よ。
コーヒープランテーションでさかんだったわけで。
と、いうことは。よ。
19c後半からの日系移民も影響してるってことよね!
そうなの、なんと「NISSEI&SANSEI」(ニセイとサンセイ)
ってデュオもいるのよ。
そのジャケットの衣装はどことなく中国風だけど
胸に「二世」「三世」って刺繍されてた!
こりゃ興味深いぞ~。
今年移民100周年なんだから、彼ら来日すればいいのに、
なんて勝手に思ってる私ですが。
そんなわけで確実にブラジルといえばサンバでしょ!
って受講者が多かった昨日の講義は消化不良っぽい
人が多かったけど。笑
世界には色んな音楽があるんです。
そしてその背景には様々な歴史があるんですね。
昨日は講義の前に、同じビル内の会社にお勤めしてる
最初の中国語の先生と数年ぶりに再会。
お茶をしました。
短い時間だったけど話はつきず、色んないい話を
聞けました。
今ニュースでいろんな報道があるからこそ、
私は中国にまた行ってコンサートをしたいんだ。
音楽でなにかを変えられるかもしれない。
音楽をとおしてなにかの誤解がわかるかもしれない。
うん、また歌いたいな、中国で。
歌声キレイなのに
かわいくて頭もイイ、知花っコ。
妙。。
アジアンツアーしちゃいますか!(でも応援に行けないなァ・・)
投稿情報: 葛飾のオヤジ | 2008年2 月10日 (日) 07:59